2012年11月27日火曜日

第135回種苗交換会

10月31日から11月6日まで、能代市で農家の祭典「種苗交換会」が行われました。
今回で135回を数える種苗交換会は、当初は優れた農産物を持ち寄り、その種や苗を交換する場でした。
現在では種・苗の交換という役割は無くなり、農産物の品評会に近い位置づけになっています。
ちなみに種苗交換会は、秋田県にしか無いイベントなんです。

さて今年の種苗交換会には、当JAの農家の皆さんが多くの農作物を出品されました。
そのうち水稲部門では、森山株稲研究会が出品した水稲(あきたこまち・めんこいな・ゆめおばこ) が1等・秋田県知事賞・家の光協会会長賞の栄誉に輝きました。
森山株稲研究会の稲3点。「品種の特徴がよく現れている」と高い評価を受けました。

また果樹部門では高橋さんの梨「秋泉」が1等・県知事賞・全国農協中央会長賞を、石川さんの梨「あきづき」が1等・県知事賞を、それぞれ受賞しました。
石川さんの梨は2年連続の1等受賞です。
高橋さんの梨「秋泉」。とても甘くて、みずみずしいんです。

学校農園展では、潟上市立飯田川小学校が最優秀賞・県知事賞・NHK秋田放送局長賞を受賞しました。
飯田川小学校の展示物。手の込んだ研究と、見事に育ったバケツ稲がインパクト大!


今年は夏の暑さが9月まで続くなど、ここ数年の夏は厳しい暑さに見舞われています。
その中でも質の高い作物を作るべく、生産者一同勉強に勉強を重ねています。

先に紹介した森山株稲研究会でも11月21日、直売所の2階で来年に向けた栽培研修会を行っていました。
森山株稲研究会の皆さん

白米が白く濁ってしまうのは、米粒を形作るデンプン粒の隙間に空気が入ってしまうため!
これをどう防ぐかが今後の課題だそうです。



最後に…。
種苗交換会は上記展示のほかにも、農業機械の展示会という側面も持っています。
こんなに大きなトラクターも!

大きくて迫力のある農業機械を見るために多くの方が詰めかけますし、秋田のB級グルメの屋台も勢ぞろいしています。 来年の種苗交換会は仙北市で開催されます。農家の方も、そうでない方も、是非一度種苗交換会をお楽しみください。